勃起不全(ED)は年齢を重ねるとともに発症率が高まりますが、比較的若い世代でも悩む方は少なくありません。
一口に勃起不全といってもさまざまなタイプがあり、原因もひとつではありません。また、日頃の生活習慣が勃起不全の原因になっているケースもあります。
そこで本記事では、勃起不全の原因として考えられるものや、食事や生活習慣との関係性などについて詳しくご紹介します。
勃起不全の種類と原因
勃起不全にはさまざまな原因が考えられ、主に以下の4つのタイプに分類されます。
器質性ED
器質性EDとは、さまざまな疾患や身体的な原因によって生じる勃起不全です。
たとえば、動脈硬化が進行すると男性器への血流が減少するほか、糖尿病は血管や神経の障害を引き起こすことで勃起不全に陥ります。
また、偏った食生活により特定の栄養が不足したり、有害な成分を摂取することも原因のひとつになり得ます。
心因性ED
ストレスが原因で陥る勃起不全を心因性EDとよびます。
そもそも勃起とは、副交感神経が優位にはたらき、心身ともにリラックスしている状態に起こるものです。
しかし、仕事や夫婦関係などに悩みストレスを抱えていると交感神経が優位に働くため勃起が抑制されてしまいます。
日頃のストレス以外にも、過去に経験した性交渉での失敗経験がトラウマとなり心因性EDに陥ることもあります。
混合型ED
混合型EDとは、器質性EDと心因性EDの両方が原因となって起こる勃起不全です。
たとえば、ストレスの根本原因が解消されたにもかかわらず勃起不全が改善しない場合、実は深刻な疾患を発症していたというケースも考えられるのです。
そのため、混合型EDの場合は身体的・精神的な治療の両面からのアプローチが求められます。
薬剤性ED
薬剤性EDとは、薬の副作用によって生じる勃起不全です。
たとえば、血圧の上昇を抑える降圧剤や抑うつ症状を緩和する抗うつ剤などは勃起不全を引き起こす可能性があり、服用の期間が長いほどリスクが高まります。
個人の体質によっても症状の程度が異なるため、薬剤性EDが疑われる場合には医師や薬剤師へ相談することが大切です。
勃起不全の改善に良いとされる食べ物
勃起不全の治療に取り組む際には、日々の食事にも気をつける必要があります。EDに効果が期待できる栄養素と、それらを多く含む食材をご紹介しましょう。
亜鉛を含む食べ物
性機能を維持するためには男性ホルモンが重要な役割を果たしますが、亜鉛には男性ホルモンの一種であるテストステロンの生成をサポートする効果があります。
また、免疫力を高める効果もあり、体全体の健康状態を改善することで間接的に性機能の向上にもつながります。
亜鉛を多く含む食材
- 牡蠣
- 牛肉
- 豚肉
- ゴマ
- アーモンド
- チーズ
シトルリンを含む食べ物
シトルリンは体内で一酸化窒素の生成を促進し、血管を拡張する働きがあります。
血流が改善されることで男性器へ十分な量の血液が流れ、勃起のサポートにつながります。
シトルリンを多く含む食材
- スイカ
- キュウリ
- メロン
- カボチャ
DHA・EPAを含む食べ物
DHAとEPAはオメガ3脂肪酸で、血液をさらさらにする作用があるほか、血管機能の改善も期待できます。
これにより、血管内を血液がスムーズに流れるようになり勃起不全の改善が期待できます。
DHA・EPAを多く含む食材
- サバ
- マグロ
- イワシ
- サンマ
- アジ
アルギニンを含む食べ物
アルギニンはアミノ酸の一種で、シトルリンと同様に一酸化窒素の生成を助け、血管拡張作用をもたらします。これにより男性器への血流が向上し、勃起不全の解消が期待できます。
アルギニンを多く含む食材
- 鶏肉
- 豆腐
- にんにく
- うなぎ
- チーズ
勃起不全の改善で避けたい食べ物
上記とは反対に、勃起不全に悪影響を及ぼす食事はどのようなものがあるのでしょうか。
高カロリーの食事
高カロリーの食事は肥満につながりやすく、糖尿病や動脈硬化などのリスクを高めます。
カロリー過多の食事によって体重が急激に増加すると、血流の悪化を招くと同時にテストステロンの分泌にも影響を与え、勃起不全のリスクが高まります。
揚げ物やファストフード、スナック菓子、菓子パンやスイーツなどは高カロリーの傾向があるため、食べ過ぎないように注意しましょう。
塩分が多い食事
カロリーだけでなく、塩分の摂り過ぎにも注意が必要です。
特に、ラーメンや漬物、干物などは塩分が高く、日常的に過剰に摂取していると高血圧を引き起こしやすくなります。
高血圧は動脈硬化の引き金になることも多く、勃起不全のリスクを高めます。
外食やインスタント食品を口にする機会が多いと塩分過多になりやすいため、バランスのとれた食生活を心がけましょう。
脂質の多い食事
飽和脂肪酸やトランス脂肪酸が多い食事は、悪玉コレステロール(LDL)の増加を招き、肥満や動脈硬化のリスクを高めます。
また、脂質の過剰摂取はホルモンバランスが崩れる原因にもなり、勃起不全を引き起こしやすくなります。
食べ物以外で勃起不全を改善する方法
勃起不全の治療にあたり、日々の食事以外で気をつけることは何があるのでしょうか。
適度な運動
勃起不全の改善に向けて習慣化していただきたいのが運動です。
運動は体内の血流を促進し、血管の健康を維持・改善する働きがあります。その結果、男性器へ流れる血液の量が増え、勃起不全の改善にもつながるでしょう。
また、運動をすることで男性ホルモンのバランスも維持され、EDの予防にもつながります。
特に、ジョギングやウォーキング、サイクリングなどの有酸素運動は心血管系に良い影響を与えるため、勃起不全を改善するためにはおすすめです。
睡眠の質の向上
生殖機能の大きな敵となるのが睡眠不足です。
睡眠時間が不足していたり、眠りが浅く質の悪い睡眠が常態化していると、テストステロンの分泌量が減少し勃起不全のリスクも高まってしまいます。
特に昨今ではスマホやタブレットなどの使用が睡眠を妨げる要因となっているため、就寝前にはこれらの使用を控えリラックスできる環境を整えましょう。
また、就寝前にぬるめのお湯に入ってリラックスしたり、軽めのストレッチで体を動かしておくことも睡眠の質を高めるために有効です。
ストレスの管理
心因性EDの場合、その根本的な原因となっているストレスを管理することが大切です。
ストレスをゼロにすることは難しいですが、たとえば趣味の時間を確保したり、瞑想や筋力トレーニングなどを習慣づけることでストレスとうまく付き合っていくこともできます。
禁煙・節酒
喫煙は血管を収縮させ血流の悪化を引き起こすため、勃起不全のリスクを高めます。
また、アルコールも適度であればリラックス効果がありますが、飲み過ぎると性機能を低下させることが知られています。
そのため、勃起不全を改善するためには、喫煙の習慣がある方は禁煙または本数を減らし、お酒の飲み過ぎにも注意しましょう。
男性専門クリニックでの治療
生活習慣を改善しても効果が現れない場合や、勃起不全の原因がはっきりしない場合には男性専門クリニックでの治療も効果的です。
専門医のもとでカウンセリングやさまざまな検査を受けることで原因を究明し、適切な治療法も選択できます。
たとえば、クリニックではEDに即効性のある薬も処方することができます。
過去の性交渉で失敗しトラウマを抱えている場合、薬を服用することで自身を取り戻し、それがきっかけで心因性EDを克服できる可能性もあります。
もちろん、それ以外のEDに対してもさまざまな治療と生活習慣の改善指導などを行います。
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勃起不全の改善ならメンズプライドクリニック MITA TOKYOまで
勃起不全は男性にとって深刻な悩みのひとつであり、第三者に相談しにくいものです。
治療が必要であると分かっていても、心理的ハードルが高く感じられたり、仕事が忙しく来院の時間が確保できないというケースも多いでしょう。
そのような場合には、ぜひ一度メンズプライドクリニックへご相談ください。
メンズプライドクリニックでは男性医師による診察を行っており、完全個室の診察室のため他人に聞かれたくない悩みや不安も安心してご相談いただけます。
また、電話電話によるオンライン診療にも対応しており、平日はもちろんのこと土日も診療を受けることができます。
診療後はすぐに薬を処方し、宅配便で配送することもできるため、仕事で忙しい方や遠方で来院が難しい方でもお気軽にご利用いただけます。
ちなみに、ED治療薬は国内ジェネリック・海外ジェネリックの製品も数多く取り扱っているため、できるだけ治療費を抑えたいという方にとっても安心です。
まとめ
勃起不全は男性にとって深刻な悩みであり、ときには大切なパートナーとの関係性に悪影響を及ぼすことも考えられます。
勃起不全は何らかの疾患や体の不調が原因で発症することもあれば、ストレスが原因となっているケースもあります。
まずは勃起不全の原因を正確に把握し、必要な治療をスタートさせることが大切です。
勃起不全の治療を行っている男性専門クリニックは数多く存在しますが、プライバシーに十分配慮されているかや、気軽に治療を受けられる環境が整っているかもクリニックを選ぶ重要な要素といえるでしょう。
「ED治療がほかの人にバレないか不安」、「仕事が忙しく通院の時間が確保できない」とお悩みの方は、まずは一度メンズプライドクリニックへご相談ください。