「最近、勃起の持続時間が短くなった気がする」「勃起が持続しなくてパートナーを満足させてあげられない」といった悩みを持つ男性は少なくありません。

そこで本記事では、勃起の平均的な持続時間と考えられる原因について、専門医が詳しく解説します。

合わせて、すぐに実践できる勃起持続トレーニングも紹介するので、勃起の持続時間に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

平均的な勃起の持続時間

勃起の持続時間に関する具体的な研究結果はありませんが、一般的には数分〜30分前後といわれ、平均すると10分程度という方が多いといわれています。

持続時間は、健康や精神の状態・年齢などによって異なるため、あくまでも目安として考えていただくとよいでしょう。

なお、海外4ケ国※1の500組のカップルを対象に、性行為時における挿入から射精までの持続時間を研究したところ、5分24秒という結果が出ています。

※1:アメリカ・イギリス・オランダ・スペイン・トルコを対象とした国際研究結果

勃起が持続しない原因とは?

勃起が持続しない原因は人それぞれ異なりますが、主に以下の2つが挙げられます。

  • 身体的な原因
  • 心理的な原因

それぞれの原因について、詳しく解説します。

身体的な原因

身体的な原因として、以下の3つが考えられます。

  • 加齢
  • 神経障害
  • 生活習慣の乱れ

年齢を重ねるにつれて血管の弾力性がなくなり、動脈硬化を引き起こすことがあり、その結果として陰茎へスムーズに血液が流れにくくなることが勃起の持続時間低下を招く原因です。

また、加齢による男性ホルモンの低下も持続時間に影響を与えます。

神経に何らかの障害がある場合も、勃起の持続が続かなくなる原因として考えられます。神経に障害があると、勃起を指示するための伝達がうまくいかないケースも少なくありません。

その他に、糖尿病や高血圧・高脂質異常※2などの生活習慣病も、勃起の持続時間に影響を与えます。なかでも、糖尿病は血管だけでなく神経にも影響を及ぼすため、持続時間だけでなくその他の勃起不全の原因としても考えられています。

上記のほか、喫煙や過度の飲酒といった習慣も動脈硬化を引き起こす要因です。生活習慣の乱れは勃起の持続時間だけでなく、さまざまな弊害を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

※2:コレステロールや中性脂肪など、血液中の脂質濃度が基準値よりも高い状態

心理的な原因

以下のような精神的問題があるときも、勃起の持続時間に影響が出ることがあります。

  • ストレス・不安・緊張
  • うつ病や不安障害
  • 薬の副作用

仕事や私生活でのストレス・過去のトラウマなどが原因で性行為に対し不安や緊張を覚え、勃起の持続時間が短くなることがあります。なかでも、過去の性行為で自信を失った経験がある場合、「そもそも勃起しない」といった症状が出ることもあります。

また、うつ病や不安障害になり性欲が低下したり性的興奮が感じにくくなったりして、勃起が持続しなくなると悩む方は少なくありません。

精神障害のある方の場合、抗うつ剤や抗不安薬など、薬の副作用が原因にあるケースもあります。SSRI※3やSNRI※4といった抗うつ剤・ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、勃起不全を引き起こしやすいといわれています。

※3:選択的セロトニン再取り込み阻害薬
※4:セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬

 

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今すぐ実践できる勃起持続トレーニング

勃起は陰茎海綿体へ血液が流れることで起こるため、血液が流れなかったり、流れた血液が保持できなかったりすると持続時間が短くなります。

そのため、全身の中でも特に下半身の筋肉を鍛えることで血流を改善し、勃起の持続時間を改善できる可能性があります。

ご自宅でもすぐに取り組めるトレーニング方法をご紹介します。

骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)

骨盤の内側にある筋肉を鍛える骨盤底筋トレーニングは、恥骨尾骨筋(肛門近くの筋肉)や大臀筋(お尻の筋肉)を鍛えるトレーニングです。

具体的な方法は、以下のとおりです。

1.仰向けに寝て、軽く膝を立てる
2.肛門を引き締め、そのまま5秒間維持する
3.ゆっくりと脱力する
4.これを1分間繰り返し、合計10セットを目安に行う

スクワット

下半身を鍛えるトレーニングとして広く知られているスクワットも、勃起の持続時間向上に役立ちます。

大腿四頭筋や大腿二頭筋といった筋肉は、血液を循環させるために必要不可欠なため、トレーニングで鍛えると陰茎へ血液が流れやすくなります。

1.肩幅に脚を開いて立つ
2.お尻を突き出すイメージで股関節を曲げていく
3.ゆっくりと腰を落とす(膝がつま先よりも前に出ないよう注意)
4.ゆっくりと元の体勢に戻る
5.上記の動作を10回1セットとし、合計3セットを目安に行う

開脚ストレッチ

筋肉を鍛えるトレーニング以外に、ストレッチで体をほぐすこともおすすめです。

開脚ストレッチで骨盤周辺の筋肉をほぐすと、血流が促進され、陰茎へ血液が流れやすくなります。

1.座った状態から両足を大きく広げる
2.一方の足に向かって上半身を倒していく(背中が丸まらないように注意)

3.上記の動作を反対側の足へも行う

 

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勃起を持続させるための治療法

専門医の治療を受けることで、勃起を持続できる高い効果が期待できます。

具体的な治療方法を解説します。

ED治療薬の服用

ED治療薬は、勃起不全全般に効果が期待できるお薬です。

勃起の状態を持続したい場合、以下のような治療薬が挙げられます。

治療薬 持続時間 特徴
バイアグラ 4〜5時間 知名度があり、即効性も高い
レビトラ 5〜6時間 勃起の持続だけでなく、硬さにも効果が期待できる
シアリス 20〜24時間 長時間の効果があるため、ゆっくり性行為を楽しむことができる

 

低刺激波治療(レノーヴァ)

レノーヴァは、低衝撃波によって勃起不全を解消する先進医療機器です。

薬による一時的な治療ではなく、長期的な治療法として需要が高まっています。

陰圧式勃起補助具(ペニスポンプ)

治療とは異なりますが、陰圧式勃起補助具(ペニスポンプ)と呼ばれる器具を使用して強制的に勃起をさせるという方法もあります。

陰茎を挿入した筒の内部を真空状態にすることで勃起状態にし、陰茎の根本にゴムリングを装着することで、一時的に勃起の状態を持続させます。

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まとめ

勃起の持続時間は人によって異なります。

また、健康状態や精神の状態・年齢によっても時間に差が出ますが、さまざまな原因によって持続が保てなくなるケースは少なくありません。

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