血管拡張作用によって頭皮の血流を改善し、毛母細胞を活性化する効果のある「ミノキシジル」。

AGA(男性型脱毛症)の治療薬として広く用いられていますが、ネットで調べるうちに「ミノキシジル やめてよかった」といったワードが出て気になっている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

医学的な視点から結論をお伝えすると、ミノキシジルを独断でやめてしまうことはリスクを伴うため、まずは医師に相談することが重要です。

本記事では、ミノキシジルを止めることで毛髪に起こる変化とあわせて、なぜ「ミノキシジル やめてよかった」といった情報があるのか、その理由を解説します。AGA 治す

ミノキシジルをやめるとどうなる?

ミノキシジルを自己判断でやめてしまった場合、次のようなリスクが起こりうる可能性があります。

  • 「リバウンド脱毛」が起こる
  • 「びまん性脱毛」の再開
  • 元の薄毛状態に戻る

それぞれのリスクを解説します。

「リバウンド脱毛」が起こる

ミノキシジルを止めると、半年〜1年程度の期間で発毛・育毛効果はなくなってしまいます。

効果がなくなると毛髪が休止期に入り、一気に抜け毛が増える可能性があります。

髪全体のボリュームダウン(びまん性の変化)

びまん性とは「広がり、はびこる」という意味で、頭皮全体の毛髪密度が低下してボリュームがダウンし、地肌が透けて見えてしまう状態です。

ミノキシジルを中断し、太く育っていた髪が元の細い髪(軟毛)に戻ることで、頭皮が透けて見える状態が再発しやすくなります。

元の薄毛状態以上に進行したように見える

AGA(男性型脱毛症)は自然には治らず、時間とともに薄毛が拡大する、進行性の脱毛症です。

そのため、ミノキシジルをやめてしまうと、薬で維持していた時期の進行分が一気に表面化し、ただ「元に戻ってしまう」だけでなく、年齢相応の薄毛状態まで一気に進むため、以前より悪化したと感じるといった症例も多く報告されています。

関連記事:男性の髪の毛が抜ける理由とは?正常・異常の違いや抜け毛対策を解説

ミノキシジルをやめると髪が抜ける理由

ミノキシジルを止めることで起こる変化を解説しましたが、なぜ髪が抜けてしまうのでしょうか。

ミノキシジルをやめることで髪が抜けてしまう理由について解説します。

血流促進効果が消失して発毛指令が止まるため

冒頭でもご紹介したように、ミノキシジルは血管拡張作用によって頭皮の血流を改善する効果があります。

ミノキシジルを止めることで、それまで血管拡張作用によって髪へと送られてきた栄養が途絶え、毛母細胞の活性化が止まります。

その結果、発毛の指令も止まってしまい、髪が抜け始めるのです。

ヘアサイクルがAGA本来の短い周期に戻るため

これまで、ミノキシジルの力によって無理やり引き伸ばされてきた髪の成長期は、やめることで本来の短い周期に強制リセットされてしまい、髪が抜ける原因となります。

フィナステリドとの役割に違いがあるため

ミノキシジルと同様にAGA治療薬として用いられ、併用されることも多いフィナステリドですが、この2つの薬には大きな違いがあります。

ミノキシジル フィナステリド
主な作用 血管拡張による発毛・育毛促進 DHT生成抑制による脱毛抑制
役割 「攻め」の治療 「守り」の治療

上記のように、フィナステリドにはDHT(脱毛ホルモン)の生成抑制によって毛が抜けることを防ぐ効果が期待できる一方で、ミノキシジルは発毛・育毛促進の役割を担っています

そのため、仮にミノキシジルをやめてからもフィナステリドを継続していたとしても、新たな髪が生えなくなり、結果として髪が抜けてしまったように薄くなっていくケースが多いです。

ミノキシジルをやめてよかったといわれる理由

ミノキシジルをやめることで元の状態に戻る可能性があることをお伝えしましたが、なぜ「ミノキシジル やめてよかった」といった情報があるのでしょうか。

その理由をご紹介します。

肝機能への影響や副作用の懸念がなくなった

ミノキシジル(特に内服薬)は肝臓で代謝されるため、稀ですが肝機能障害を引き起こす可能性があるほか、動機やめまいといった副作用のリスクもあります。

そのため、ミノキシジルの服用をやめることで、肝臓への負担や副作用といった不安から解放されたという方がいらっしゃいます。

注入治療や植毛など別の方法に切り替えた

AGA治療は、治療薬のほかにもメソセラピー(注入治療)や自毛植毛といった治療法も存在します。

ミノキシジルによる治療から他の治療法に変更し、毛髪の維持ができたことで「やめてよかった」と感じる方もいらっしゃいます。

AGA薬の費用負担が軽減された

薬によるAGA治療は、定期的なコストが必要となるため、やめることでこのコストから解放されたという方は多いです。

ただし、服用を再開しようと考えた場合は、以前と同じ濃度・種類の薬では効果が追いつかず、月々の薬代が高くなるというリスクがあるため注意が必要です。

関連記事:AGA薬(プロペシア・フィナステリド)をやめてよかった理由|EDになる可能性はある?

【後悔しないために】ミノキシジルの正しいやめ方

ミノキシジルをやめることで、肝臓への負担軽減や副作用リスク・毎月の薬代からの解放といったメリットは確かに存在します。

しかし、お伝えしてきたように、自己判断で辞めた場合はAGAの進行が再開したりするなど、さまざまなリスクを伴うことになります。

そこで、ミノキシジルをどのようにしてやめればよいのか、その方法をご紹介します。

回数や濃度を段階的に減らしていく

ミノキシジルは、いきなりやめてしまうと短期間で効果が失われてしまい、元の状態(薄毛)に戻ってしまうリスクが高まります。

そのため、数ヶ月〜1年かけて使用頻度や量を少しずつ減らしていく(テーパリング)が推奨されており、計画的にやめていくことが大切です。

ただし、この場合も自己判断はせず、医師の指導のもとで行うようにしてください。

フィナステリド等で抜け毛防止の基盤を維持する

ミノキシジルをやめてしまうと、発毛・育毛効果が失われることになります。

そこで、フィナステリドやデュタステリドなど、AGAの原因物質(DHT)を抑制する薬と併用することで抜け毛防止の基盤を維持し、中止後の再発リスクをできる限り軽減するようにしましょう。

ミノキシジルをやめるか悩んだらメンズプライドクリニックMITA TOKYOまで

お伝えしてきたとおり、自己判断でミノキシジルをやめてしまうと元の状態に戻ってしまう、再開するときに同じ薬・容量では効果が期待できない可能性があるなどのリスクを伴うことになります。

メンズプライドクリニックMITA TOKYOでは、ミノキシジルをやめようか悩まれている方の状態を丁寧に診察させていただき、「本当にやめて大丈夫か」「どのようにやめればよいか」の診断をさせていただいております。

また、状態に合わせて他の治療薬のご提案もしておりますので、「ミノキシジルをやめようかな」と悩まれている方は、まずはお気軽に当クリニックまでご相談ください。

まとめ

ミノキシジルによってAGA治療を続けていると、「いつまで続ければいいんだろう」「もうやめて大丈夫かな」と感じる方はとても多いです。

しかし、自己判断で止めることはAGAの進行が再開するなど、さまざまなリスクを伴うことになります。

ミノキシジルの使用をやめようか悩まれている方は、対面はもちろん、オンライン診療・処方にも対応可能なメンズプライドクリニックMITA TOKYOまでご相談ください。

専門医が丁寧に診察させていただき、患者様一人ひとりにあったミノキシジルのやめ方、そして今後の治療法のご提案をさせていただきます。AGA 治す